カラフルビーズ 自閉を抱く会 Embrace Autism Japan

発語の手助けの際は立ち止まって静かに聴こう。その4つの理由

 お子さんが既に話をしようとしている、と想像してみましょう。息子さん、娘さんが言葉や言葉の一部を実はすでに話しているのだと想像して楽しみましょう。彼らが毎日言葉で何かを伝えようとしているのだという思いに素直になってみてください。この子達が話そうとしていると思えば、おのずと聞方も変わってくるからです。もっと好奇心を持って、もっとワクワクして、もっと多くを聞こうとするでしょう。

 

 サンライズプログラムでは、子どもの言葉を促し支援する時は話をするのをやめて、注意深く聴きとるように努力しますが、それにはいくつかの理由があります。

 

1。発語をうながしているとき、お子さんは小さく、つぶやいているかもしれません。

 先週のこと、ここATCAで12歳の息子さんとそのご家族のセッションを行いました。彼は何かリズムを刻むような音のつながった声をずっと出していますが、親御さんはちゃんとした言葉を話して欲しいと思っていました。センターのスタッフは、この子がとてもソフトなささやきで頻繁に言葉を発しているのに気付きました。実際、彼はとても小さくソフトに言葉を出していたので、本当によく聞いていないと聞き逃していたのです。このもっとよく聴くという重要なスキルを練習した結果、親御さんは、その子が多くの新しい事をしゃべっていることがわかったのです。そして初めて小さくソフトに「ママ」とささやくのをお母さんは聴いたのです!

 

2。私たちが発語を促しているとき、子どもはしゃべる前に何か私たちにとってわからない音を発する必要があるのかもしれません。

親御さんの中には、お子さんが適当な意味のない音しか、しゃべれないと思い込んでいる方もいます。しかし子供たちは、常にしっかりと目標をもって行動すると確信しています。実際多くの子供たちが、そういった音の後に言葉を発することがあります。またはっきりとした言葉がその間に挟まっていることもあるのです。

 

3。「言葉を言ってみて」と促したあと子どもは数秒間は静かにしている必要があるのかもしれません。私たちが要求して、行動を起こすまで処理する時間が必要なお子さんもいます。なので、静けさを保ちながら、しかしワクワクしながら子どもが言葉を発するのに必要な時間とスペースをとるのです。

 

4。あなたの子どもは体を動かしながら単語を喋っているかもしれません。

 子供が歩いたり逃げ出したりすると、声をかけたくなるかもしれません。子どもがあきらめたのか、あるいは、話させようとした言葉をしゃべりたくないと思うかもしれません。しかし、私たちは多くの子供達が体を動かしながら言葉や言葉の一部を声にするのを聞いています。こちらの壁とあちらの壁を走って行き来しながら、バランスボールの上に転げ回りながら、あるいは部屋中をジャンプしながら、です。わかりましたか?だから、言葉を促したあとで動き回るようなら、注意深く耳を傾けましょう。しゃべる準備をしているのかもしれません!